1.
医療用の
脱毛レーザー
は痛みが少なくなるよう、また、炎症などの副作用が少なくなるように様々な対策がとられています。
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冷却
肌を冷却する装置がついていて、レーザーを照射する直前に皮膚表面を4℃にまで自動的、瞬間的に冷却します。これによって、痛みを軽くするとともに、炎症やヤケドの予防を行います。
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レーザーの波長
レーザーの波長は日本人の脱毛に最も適していると言われるものに合わせ、毛根以外の部分にはできるだけ影響しないものが選択されております。
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照射時間
レーザーの一発当たりの照射時間を毛根にはダメージを与えるが、皮膚にはダメージの少ない長さに設定しています。
2.
以上のような工夫にもかかわらず、痛みを完全になくすことはできません。
麻酔など必要ありませんが、一般的に、「輪ゴムではじかれたような」といわれる痛みが生じます。しかし、言い換えれば、毛根を燃焼させる以上多少の痛みがあるからこそ効果があるのであって、全く痛みのない脱毛は効果も乏しいということもできます。
脱毛回数が増えるにしたがい、毛は薄くなり本数も少なくなっていきますので、痛みも減少していきます。
3.
また、副作用も残念ながらその発生率を完全にゼロにするまでには至っておりません。
まれながら、炎症や熱傷(ヤケド)、その後の色素沈着などの副作用(合併症)が生じることがあります。一般的な資料によりますと、炎症と熱傷を含む長期発赤は364人中3人、つまり約0.8%の発生率、色素沈着は364人中5人、即ち約1.4%に発生したとあります。当院の発生率もこれまでの経験からほぼ同程度です。
ただし、幸いなことに脱毛によって発生したこれらの副作用は時間とともにほとんどの場合消えてしまいます。
a
照射直後には肌は赤みを帯びます。レーザーの刺激による一時的な炎症です。
通常、すぐに消えますが、1週間以上続くときは治療が必要と なることもあります。
b
まれに、脱毛後の毛のう炎がでることがあります。
毛のう炎では毛穴の部分に赤い点々が生じます。抗生物質の内服が必要となります。
c
また、ヤケドもまれに起きることがあります。外用薬による治療が必要です。
通常、ヤケドが起きるとかさぶたができます。レーザー脱毛によるヤケドは非常に 浅いものですのでかさぶたがとれた後は跡形もなく消えてしまいます。
ときどきかさぶたがとれた後に色素沈着や皮膚の色が白くなる色素脱出生じることがありますがこれらも時間の経過とともに消えてゆきます。
4.
副作用をなくすにはレーザーのパワーを下げれば可能と思われますが、同時に脱毛効果も落ちてしまいます。薬の場合と同様に、脱毛でも十分な効果を得るには一定のリスクは避けることができません。これは当院に限らずどこで誰が脱毛を行っても同じです。ただし、上記3.で示した副作用の発生率は医療行為としてはとても低いものなのです。
以上のようにご理解ください。
※
副作用については当院が責任をもって治療いたします。
※
炎症と毛のう炎の模式図と副作用の統計資料の一つを下記に示しておきます。
炎症では皮膚に薄い赤みを生じます
毛のう炎では赤い斑点が生じます
合併症
単一照射
重ね照射
治療総数
364
60
長期発赤
3
0
色素沈着
5
2
痂皮形成
2
0
皮膚損傷
0
0
毛嚢炎
0
0
その他
0
0
合計
10
2
頻度[%]
2.7
3.3
(「形成外科」第44巻 第11号別冊より引用)
※
単一照射とは同じ部位に1発だけレーザーを照射したことをいい、
重ね照射とは同じ部位に2回照射したことをさします。
※
長期発赤とは1週間以上皮膚が赤みを帯びた場合をいいます。
5.
炎症やヤケドの副作用は肌の色が日焼けなどで濃くなっている場合にそのリスクが高くなります。 そこで当院では、肌の色が濃い人には下記の写真にある色の度合いを計測する器械を使ってあらかじめ肌の色を測定し、 安全に脱毛が行えるかどうかを検査いたします。